アニマルウェルフェア(動物福祉)とは、家畜が生まれてから死ぬまでのあいだ、その動物本来の行動や欲求を尊重し、苦痛やストレスをできるだけ減らそうとする、飼い方の考え方です。
5つの自由
1960年代にイギリスで提唱された「5つの自由」は、アニマルウェルフェアの国際的な基準として広く知られています。
- 飢え・渇きからの自由
- 十分な食べ物と、新鮮な水が与えられること。
- 不快からの自由
- 快適に過ごせる環境であること。
- 痛み・けが・病気からの自由
- 健康に配慮され、適切に手当てされること。
- 本来の行動がとれる自由
- 歩く・砂を浴びるなど、その動物らしい行動ができること。
- 恐怖・抑圧からの自由
- 強い恐怖や苦痛を感じずに過ごせること。
採卵鶏とアニマルウェルフェア
日本の採卵鶏の約92%は、かごの中で飼うケージ飼いです(畜産技術協会調査)。1羽あたりの広さはB5の紙ほどで、歩いたり羽ばたいたりといった自然な行動が難しいといわれます。
世界では、より自然に近い飼い方への関心が高まっています。ヨーロッパでは2012年から、鶏がほとんど動けない従来型のケージ(バタリーケージ)が禁止されました。
とさやまの飼育
とさやま養鶏場では、1㎡あたり3羽の平飼いで土佐ジローを育てています。1羽あたりに換算すると、従来型ケージ(約470cm²)の、およそ7倍の広さです。