平飼い(ひらがい)とは、鶏をケージに入れず、地面の上で自由に歩き回れる環境で育てる飼い方です。歩く、走る、羽ばたく、砂を浴びる、地面をついばむ——鶏が本来持っている行動を、そのままとることができます。
ケージ飼いとの違い
- ケージ飼い
- 鶏をかごの中で飼う方法。1羽あたりの広さはB5の紙ほど(約182×257mm)です。効率よく大量に卵がとれますが、鶏はほとんど動けません。日本の採卵鶏の約92%が、この方法です。
- 平飼い
- 鶏舎の床面で、鶏が自由に動ける方法。運動量が多く、本来の行動ができます。日本では、まだ少数派です。
鶏本来のすがた
ケージに入れない平飼いでは、鶏が砂を浴び、日に当たり、地面をついばみ、ときに羽ばたく——その本来のすがたを見ることができます。
世界では、家畜をできるだけ自然に近い形で飼おうとする「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の考え方が広がっています。平飼いは、その考え方に沿った飼い方のひとつです。
とさやま養鶏場の平飼い
とさやま養鶏場では、1㎡あたり3羽という低い密度で飼っています。一般的な平飼いよりも、さらにゆとりのある広さです。
土佐山の自然光と風が入る開放的な鶏舎で、土の上を、鶏たちが走り、虫を追い、砂を浴びる。それが、日常の風景です。